アンジェリカ
古代から、血液の浄化や感染防止、邪悪なものから身を守る、魔除、治療薬として使われていました。
10世紀のフランスの物語では、修道僧の夢で大天使ラファエルが、アンジェリカの芳香成分をペストの治療薬として使うよう指導したと言われています。
ペルシャ東部一帯では、農夫達がアンジェリカの花のついた枝を持ち、街の中を行進する、多神教徒の古い祭りの習慣があり、5月8日の大天使ミカエルの日に花が咲いたので、アンジェリカは「神聖な神のハーブ」とされました。
春を告げる祭りの象徴です。
また、太陽とビーナスにも、アンジェリカは結びつけられて考えられていました。
根から取れる黄色い液は長寿をもたらすと考えられていました。
また、「魔女の魔法や毒や呪文」から身を守る、「カルメル会の水」の材料にも使われていました。
現在も、アンジェリカの精油を腰回りにつけて魔除けにしている人もいます。
根と葉を燃やして空気を清浄したり、茎を噛んで、疾患の予防にしました。
ネイティブ・アメリカンは、バージニアン・アンジェリカの根を、「狩と釣り用の根」といい、アンジェリカの根を手でこすり、獲物を引き寄せたそうです。
漢方では、妊娠促進したり、強壮薬として使われています。
西洋ハーブ医学では、心臓の機能を強化し、こころを慰める為に使います。
動悸を静め、うつ状態の人の心を癒し、元気にする効能があります。
チャクラは第一、第三チャクラに主に働きかけます。
東洋医学的には陰で、水や金の性質を持ちます。
臓腑は、肺や心、大腸、小腸、心包、三焦に働き、呼吸器や循環器、消化器、内分泌の不調を整える作用があります。
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