医食同源 食べ物の味
東洋医学では、食物の味を五味といい、五行学説では、
酸は木
苦は火
甘は土
辛は金
鹹(かんとよみます。塩からい味です。天然のお塩)は、水
とされています。
酸味
内臓の機能を引き締め、多汗、慢性下痢、尿の出すぎを押さえます。
収歛(収歛)、固渋の作用があります。
五行学説では、季節は春です。
苦味
清熱瀉火、燥湿、降氣、解毒の作用があります。
清熱瀉火 ほてりやのぼせや、炎症を起こす、火性や熱の高まりすぎ(実症)を取り除く作用。
燥湿 体内に溜まった、余分な水分や、それによって精製された湿熱を、乾燥によって取り除く作用です。
降氣 氣の高ぶりにより上がり過ぎた氣を下げます。
渋味は苦に含まれます。
五行学説では、季節は夏です。
甘味
補益、健脾和中、緩急の作用があります。
補益 栄養成分を補給
健脾和中 胃腸の働きを活性化し、消化機能を促進します。
緩急 筋肉の緊張や、神経の興奮を鎮め、痛みや痙攣を抑える働きです。
淡味も含まれます。
五行学説では季節は、長夏で、土用です。
辛味
発散、行氣、活血の作用があります。
発散 滞った、血、津液の流れを活性します。
行氣 疲れで、弱まった氣の巡りを良くします。
活血 血の精度を高め、循環を良くします。
辛は五行学説では、秋です。
鹹味
軟堅、散結作用があります。
軟堅・散結 筋肉の強張り、固いしこり、塊をほぐします。
通便作用があります。
五行学説で、季節は冬です。
2日前
辛い物が無性に食べたくなり食べました。
石焼頂点麻婆豆腐です。
刀削麺でいただきました。
辛くした上に山椒をたくさんかけます。
「陳家私菜」赤坂店
昨日の晩。
まだまだ、辛い物が食べたいので、サロン近くのインドカレーもいただきました。
東麻布インドカレー名店「スーリア」
秋の五味、辛は、適度に食事に取り入れると、肺を養い、発散、行氣、活血作用を高めます。
急に寒くなり、温度変化について行けず、浮腫や冷えなどがでたり、咳や鼻炎や湿疹など、肺に関わる症状が出ているかたが多いようです。
滞った、氣、血、津液の巡りを良くして、冬に備えていきましょう。
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