坐骨神経痛 鍼灸治療
リモートワークにより、出勤時間やオフィス内の移動が少なくなり、結果運動不足で、腰痛が悪化したり坐骨神経痛になっている方が多いです。
坐骨神経痛は、すべり症や分離症、椎間板ヘルニア、や脊柱管狭窄症や梨状筋症候群によるもの内臓の疾患や癌、脊髄腫瘍、脊髄動静脈奇形などの難病の可能性もあるので、内科や整形外科と合わせて受診されると良いと思います。
リモートワークによる坐骨神経痛は、過去になんらかの原因で坐骨神経痛になったことがある場合と、長時間座り続けたり、冷房や冷たい物の摂取しすぎでの冷えが原因で坐骨神経が圧迫され、症状が出ます。
坐骨神経は上の図の赤い部分です。
坐骨神経痛は親指くらいの太さを持つ神経で、脛骨神経と総腓骨神経が合わせてできています。
前仙骨孔(腰椎の側面と、仙骨の前面)から神経が出て、仙骨の内面にある梨状筋の前面をとおり、大坐骨孔から大腿の後面を足先へと下降し、膝のうしろで、脛骨神経と総腓骨神経に分かれます。
この走行にある坐骨神経が支配する筋肉に痛みと痺れが出て、歩行が困難になる場合もあります。
筋肉の図になります。
リモートワークで、長時間座り続けるていると梨状筋が圧迫され、血行が悪くなります。
その状態が長く続き、梨状筋の間を通る坐骨神経が圧迫され、足や腰や、臀部に痛みや痺れが出ます。
上図の筋肉に症状が出ます。
これが梨状筋症候群です。
治療では、脈やお腹の状態や顔色や姿勢から身体の状態をまず見ていきます。
梨状筋のあたりや、腰や足へ、鍼をします。
代表的な使うツボは、胞こう(ツボの漢字は難しいので変換できませんでした。)梨状筋や中臀筋モーターポイント、承扶、殷門、委中、委陽、合陽、飛陽、跗陽、崑崙、腎兪、大腸兪、関元兪、上りょう(変換できません。)次りょう、中りょう、下りょう、膀胱兪、志室など、足の太陽膀胱経の経穴(ツボのこと)、三陰交、復溜、腰眼、腰宜、ひ関、梁丘、足三里、豊隆、などの足の太陰脾経、足の少陰腎経や、足陽明胃経を、主に使い、全身の状態を整える為、頸部や腹部、肩や腕のツボを使います。
これらの経穴すべて使うわけではなく、クライアント様のお身体の状態に合わせて選穴します。
冷えの症状がある場合はお灸をしていきます。
鍼が好きな方には、華陀挟脊穴(第一胸椎から第五腰椎棘突起の外5分に深めに鍼を打つことがあります。)
こちらは刺激が強く、上級者向けですが、痛みが寝られない、触れないほど強いときや肋間神経痛などにも良く効きます。😉
ざっと説明しましたが、坐骨神経痛は症状が軽いうちに治療した方が、苦しみも少なく、早く症状が改善します。
坐骨神経痛でお困り方はご相談ください。
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