医食同源 美肌
美肌は、血色が良く、張りや弾力、艶、透明感があり、きめが細かく、シミ、シワ、などがないことです。
肌は、五臓六腑の働き、感情や精神状態、季節、飲食、睡眠や運動などの生活習慣、ホルモンバランス、にも深く関係します。
秋や冬は、燥邪(乾燥)の働きが盛んになります。
燥邪は、身体の水分を蒸発させ、消耗し、肌、唇、を乾燥させたり、痒みを起こしたり、毛髪を乾燥します。
外から、水分や、油分を補うことも大切ですが、栄養分を考え、季節に合わせた食事を取ることも大切です。
秋の肌に有効な食材と養生法をご紹介します。
補氣養血
氣を補い、血を養います。
しみ、シワ、乾燥、痒み、顔色の血色を良くしたり、張りや艶を与えます。
「栗、うるち米、大麦、長芋、ほうれん草、にんじん、豚肉、鶏肉、イカ、ニンニク、ショウガ、葡萄、柿」
など、用いると良いです。
理氣活血
血瘀により、停滞した氣の巡りを促進し、血の流れを改善します。
乾燥、肌荒れ、瘢痕などの症状に有効な、食材です。
「青梗菜、くわい、茄子、そば、大根、オレンジ、酢、酒」
今日は、身体にむくみと冷えがありましたので、キャベツ、ショウガ、長ネギでスープを作りました。
ショウガを大分、たくさん入れたのと、長ネギで、薬のような味と、辛味が少し多いですが、身体が温ます。
長ネギには、解熱、鎮痛、鎮静効果があり、風邪の
発熱や頭痛、冷えによる腹痛に効きます。
鍼を打つとき、お腹やお尻を触ると冷たい方がおりますが、内臓の冷えが原因ですので、積極的に取り入れてください。
生姜にも、解毒作用や、代謝を上げ、身体を温める作用があります。
ねぎの独特の臭気を生む、硫化アリルが薬効になります。
鼻につく香りは、邪気を避けるとされ、神事や祭事では、神に添える捧げものとされてきました。
消化液の分泌を施して、胃腸を整え、神経の高ぶりを抑えます。
魚肉の毒を消したり、寄生虫を除いたりします。
身体を温めることで、血行が良くなり、顔の血色が良くなります。
また、腸の調子は肌に出やすく、便秘や軟便気味だと、肌が荒れやすいので、消化を促進する長ネギは最適だなと思います。
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