東洋医学 膀胱の働き
人体の水分の代謝で、水液は肺、脾、腎、三焦の働きで全身にめぐり、組織、器官に散布し利用されます。
そして、腎に集まり腎気の浄化機能と、昇清降濁の機能により、清なるものは体内で再利用して、濁なるものは膀胱の機能によって尿に変えられます。
そして、膀胱の気化作用により、体外に排出されます。
膀胱の気化作用は、腎の気化作用により調整されます。
膀胱の機能の状態は排尿機能に現れます。
膀胱の気化作用に不調が現れますと、小腹(下腹部)の腫れや痛みの症状がでたり、癃閉(りゅうへいと読みます。排尿障害や尿閉です。)が現れたり、膀胱の制約機能が失われると、頻尿や失禁の症状が現れます。
余談ですが、脚の反射区法(リフレクソロジー)でも、腎臓や膀胱、尿道の反射区がありますね。
膀胱炎(女性に多いです。)や、頻尿、尿閉、遺尿などの症状をお持ちの方は、腎臓や膀胱、尿道の足裏反射区を刺激すると、しこりがあったり、痛みが他の部分より強い場合があります。
問診では聴けなかったことが、身体を触ることで、その症状を見つけることがありますね。
共通するのは、体内が冷えていることが多いように思います。
火照りやのぼせの症状があり、冷たいものを欲しますが、お腹やお尻が冷えている場合がありますし、良く聴くと、陽虗(陽が虗ですから、つまり冷えている)の症状が出ていることもあります。
骨盤内臓器には、直腸、子宮、卵巣、膀胱、前立腺などがありますが、不調を訴える方(不妊、逆子
月経障害など)は、骨盤を支える筋肉に過緊張があり、骨盤が狭まり、血行不良を起こしている場合があります。
ですので、自覚しているかしていないかは人それぞれですが、腰痛や股関節痛が付随していることもあります。
身体の声を聴き、自分の身体と向き合うことで、開けることがあります。
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